zen-noh-ren’s diary

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平成29年度 全能連 顕彰式が行われました

全国能率大会 経営・技術大会が行われた同日、9月27日に全能連 顕彰式が執り行われました。

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顕彰式とは、「全能連」の会員団体に所属または勤務される方々の中から、業務に精励し、その著しい功績により会員団体の代表者より推薦があった方々を表彰するもので、長年にわたり、経営管理理論ならびに、技術の研究、指導、普及等に尽力し、経営の科学化推進に功績の大きい方に授与される【顕彰牌】と、長年にわたり会員団体の業務に従事精励して、団体の発展に貢献し功績の大きな方に授与される【表彰牌】の2種があります。今年度は、顕彰牌を授与された方31名、表彰牌を授与された方7名に加えて、マスターマネジメント・コンサルタント名誉称号授与者1名が受賞されました。

以下、受賞された中から、5名の方々にインタビューさせていただきましたので掲載させていただきます:

 

松川 昌義氏(マスターマネジメント・コンサルタント名誉称号受賞)

公益財団法人日本生産性本部 特別顧問

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「この度は、このような称号をいただき大変光栄です。私は、全能連のMC認定制度を立ち上げる時にコミットさせていただきました。当時はきちんとルール化した認定制度がなく、日本のマネジメント・コンサルタントの評価基準が明確ではありませんでした。その点において、このような仕組みが作られ、それが定着したことは大変喜ばしいことです。

働き方改革や人材育成・活用が重要課題となっている昨今、今後はマネジメント・コンサルタント/マネジメント・インストラクターの皆様の役割はますます大きなものとなるのでしょう。これからの日本の企業を変えていってもらいたいと、大いに期待しております。また、その下支えをするのは全能連、そしてMC資格認定です。マネジメント・コンサルタントのプロフェッショナルが集まる場として、全能連のご発展を祈念しております」

 

今江 恵子氏(顕彰牌受賞)

株式会社マネジメントサービスセンター チーフコンサルタント

岸本 ひとみ氏(顕彰牌受賞)

株式会社マネジメントサービスセンター チーフコンサルタント

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岸本氏「このような賞をいただけるとは、本当に寝耳に水で驚きました。コンサルタント業を始めて約30年ほど経ちますが、続けていて良かった。本当に感謝をしています。

私たち2人は、マネジメント・インストラクター認定、さらに段階を踏まれた方のためのEMI認定の審査に携わらせていただいています。このようにステップアップの目標があるのはとても素晴らしいと思います。EMIの皆さんは大変な実力者がそろっていますから、この資格を持つことがコンサルティングの武器になるよう、広めていってほしいと思います。また、そのような資格に関わることができて、さらに賞までいただいて、心から感謝をしています。資格・認定制度がさらに広がるよう、私どももますます業務に励んでいきたいと思います」

 

今江氏「岸本さんの言うように、資格認定制度に関わっているので、全能連さんにはとても親近感を持っています。このような賞をいただけるとは思ってもみませんでしたが、大変光栄です。マネジメント・コンサルタント/マネジメント・インストラクターの皆さんの目標になるべく、気を引き締めていきたいと思います。

この受賞を今後の活動に活かせるかどうかは自分次第ですね。これからますます機械化が進み、統計をとったり市場調査をしたりなど、データ上でのやりとりはAIの方が正確だ、という時代はすぐそこに来ている気がします。人間しかできないこと、そして自分にしかできないことは何か、常に考えながら、もっと深めていきたいと思っています」

 

郡 要二氏(顕彰牌受賞)

一般社団法人日本能率協会 審査・検証センター CS・マーケティング部 エキスパート

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「この度は誠にありがとうございます。今の自分があるのも先人の方々のおかげですから、大変感謝をしております。自分が携わってきたのは未開拓の分野だったので、相当いろいろなことにチャレンジさせていただきました。周囲の方々にはご迷惑しかかけていない、と思っているくらいです(笑)。そんな今までの活動を認めていただいたのかと思うと、この受賞は本当に感慨深いです。選考の皆様と、今まで支えてくれた周囲の皆様に感謝いたします。

これからも、あまり前例にとらわれずに常に新しい発想で課題に向かい合うことを大事にしたいと思います。クライアントの課題解決のためにどんなことができるかと、常に頭をフル回転させながらチャレンジを忘れないようにしたいと思っています。この度は本当にありがとうございました」

 

石山 真実氏(顕彰牌受賞)

株式会社日本能率協会コンサルティング シニア・コンサルタント

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(石山様-左からお二人目)

「顕彰牌授与、誠にありがとうございます。私は新卒の頃から工場の業務改善コンサルティングに携わり、早30年近くになります。ずいぶん長い時間が経ちましたが、まだまだやるべきことはたくさんありますし、仕事は大変面白く充実しています。そんな働き振りが評価されたのだとしたらとても嬉しいことですね。

近年のAI化の流れを受けて、工場はどんどん自動化しています。しかし、基本的なベースは変わりません。これからのコンサルタントに向けて言うとしたら、昔からの改善ニーズは変わらないということ。どんどん新しいツールが出てきていますが、あくまでもツールはツール。『ツールの導入』が目的にならないようにすることをいつも意識しているべきだと思います。いつも基本に立ち戻る。自分もそれを意識しながら、お客様と向かい合っていきたいと思っています。この度はありがとうございました。今後の全能連さんのご発展をお祈りしております」

 

諸藤 寛人氏(表彰牌受賞)

一般社団法人日本マネジメント団体連合会 幹事、中小企業部会長

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「このような賞をいただき誠に光栄です。まさか自分が受賞するとは全く思っていませんでしたので、大変驚きました。ありがとうございました。

私は今、行政書士として活動しています。この業界に入り15年ほど。先輩たちから見るとまだまだ若輩者ですが、それでも時代とともに顧客の悩みは変化していると思います。例えば、私が多く関わらせていただいている飲食業では、いわゆる”インスタ映え”や”SNS映え”を重視しなければならず、広告費をかければなんとかなる時代ではなくなりました。そういった業界ごとの流行や状況は日々変わっていますので、毎日勉強しながら常に自分をブラッシュアップし、お客様のニーズに応えることのできる、お役に立てる仕事をしていきたいと思います。この度は誠にありがとうございました」

 

あらためまして、受賞者の皆様、おめでとうございます。これからもマネジメント業界でのご活躍を祈念いたしております。