zen-noh-ren’s diary

マネジメント業界とプロフェッショナル人材に向け、情報を発信していきます。

平成29年度 全能連 顕彰式が行われました

全国能率大会 経営・技術大会が行われた同日、9月27日に全能連 顕彰式が執り行われました。

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顕彰式とは、「全能連」の会員団体に所属または勤務される方々の中から、業務に精励し、その著しい功績により会員団体の代表者より推薦があった方々を表彰するもので、長年にわたり、経営管理理論ならびに、技術の研究、指導、普及等に尽力し、経営の科学化推進に功績の大きい方に授与される【顕彰牌】と、長年にわたり会員団体の業務に従事精励して、団体の発展に貢献し功績の大きな方に授与される【表彰牌】の2種があります。今年度は、顕彰牌を授与された方31名、表彰牌を授与された方7名に加えて、マスターマネジメント・コンサルタント名誉称号授与者1名が受賞されました。

以下、受賞された中から、5名の方々にインタビューさせていただきましたので掲載させていただきます:

 

松川 昌義氏(マスターマネジメント・コンサルタント名誉称号受賞)

公益財団法人日本生産性本部 特別顧問

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「この度は、このような称号をいただき大変光栄です。私は、全能連のMC認定制度を立ち上げる時にコミットさせていただきました。当時はきちんとルール化した認定制度がなく、日本のマネジメント・コンサルタントの評価基準が明確ではありませんでした。その点において、このような仕組みが作られ、それが定着したことは大変喜ばしいことです。

働き方改革や人材育成・活用が重要課題となっている昨今、今後はマネジメント・コンサルタント/マネジメント・インストラクターの皆様の役割はますます大きなものとなるのでしょう。これからの日本の企業を変えていってもらいたいと、大いに期待しております。また、その下支えをするのは全能連、そしてMC資格認定です。マネジメント・コンサルタントのプロフェッショナルが集まる場として、全能連のご発展を祈念しております」

 

今江 恵子氏(顕彰牌受賞)

株式会社マネジメントサービスセンター チーフコンサルタント

岸本 ひとみ氏(顕彰牌受賞)

株式会社マネジメントサービスセンター チーフコンサルタント

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岸本氏「このような賞をいただけるとは、本当に寝耳に水で驚きました。コンサルタント業を始めて約30年ほど経ちますが、続けていて良かった。本当に感謝をしています。

私たち2人は、マネジメント・インストラクター認定、さらに段階を踏まれた方のためのEMI認定の審査に携わらせていただいています。このようにステップアップの目標があるのはとても素晴らしいと思います。EMIの皆さんは大変な実力者がそろっていますから、この資格を持つことがコンサルティングの武器になるよう、広めていってほしいと思います。また、そのような資格に関わることができて、さらに賞までいただいて、心から感謝をしています。資格・認定制度がさらに広がるよう、私どももますます業務に励んでいきたいと思います」

 

今江氏「岸本さんの言うように、資格認定制度に関わっているので、全能連さんにはとても親近感を持っています。このような賞をいただけるとは思ってもみませんでしたが、大変光栄です。マネジメント・コンサルタント/マネジメント・インストラクターの皆さんの目標になるべく、気を引き締めていきたいと思います。

この受賞を今後の活動に活かせるかどうかは自分次第ですね。これからますます機械化が進み、統計をとったり市場調査をしたりなど、データ上でのやりとりはAIの方が正確だ、という時代はすぐそこに来ている気がします。人間しかできないこと、そして自分にしかできないことは何か、常に考えながら、もっと深めていきたいと思っています」

 

郡 要二氏(顕彰牌受賞)

一般社団法人日本能率協会 審査・検証センター CS・マーケティング部 エキスパート

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「この度は誠にありがとうございます。今の自分があるのも先人の方々のおかげですから、大変感謝をしております。自分が携わってきたのは未開拓の分野だったので、相当いろいろなことにチャレンジさせていただきました。周囲の方々にはご迷惑しかかけていない、と思っているくらいです(笑)。そんな今までの活動を認めていただいたのかと思うと、この受賞は本当に感慨深いです。選考の皆様と、今まで支えてくれた周囲の皆様に感謝いたします。

これからも、あまり前例にとらわれずに常に新しい発想で課題に向かい合うことを大事にしたいと思います。クライアントの課題解決のためにどんなことができるかと、常に頭をフル回転させながらチャレンジを忘れないようにしたいと思っています。この度は本当にありがとうございました」

 

石山 真実氏(顕彰牌受賞)

株式会社日本能率協会コンサルティング シニア・コンサルタント

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(石山様-左からお二人目)

「顕彰牌授与、誠にありがとうございます。私は新卒の頃から工場の業務改善コンサルティングに携わり、早30年近くになります。ずいぶん長い時間が経ちましたが、まだまだやるべきことはたくさんありますし、仕事は大変面白く充実しています。そんな働き振りが評価されたのだとしたらとても嬉しいことですね。

近年のAI化の流れを受けて、工場はどんどん自動化しています。しかし、基本的なベースは変わりません。これからのコンサルタントに向けて言うとしたら、昔からの改善ニーズは変わらないということ。どんどん新しいツールが出てきていますが、あくまでもツールはツール。『ツールの導入』が目的にならないようにすることをいつも意識しているべきだと思います。いつも基本に立ち戻る。自分もそれを意識しながら、お客様と向かい合っていきたいと思っています。この度はありがとうございました。今後の全能連さんのご発展をお祈りしております」

 

諸藤 寛人氏(表彰牌受賞)

一般社団法人日本マネジメント団体連合会 幹事、中小企業部会長

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「このような賞をいただき誠に光栄です。まさか自分が受賞するとは全く思っていませんでしたので、大変驚きました。ありがとうございました。

私は今、行政書士として活動しています。この業界に入り15年ほど。先輩たちから見るとまだまだ若輩者ですが、それでも時代とともに顧客の悩みは変化していると思います。例えば、私が多く関わらせていただいている飲食業では、いわゆる”インスタ映え”や”SNS映え”を重視しなければならず、広告費をかければなんとかなる時代ではなくなりました。そういった業界ごとの流行や状況は日々変わっていますので、毎日勉強しながら常に自分をブラッシュアップし、お客様のニーズに応えることのできる、お役に立てる仕事をしていきたいと思います。この度は誠にありがとうございました」

 

あらためまして、受賞者の皆様、おめでとうございます。これからもマネジメント業界でのご活躍を祈念いたしております。

第69回全国能率大会 経営・技術大会を開催いたしました 

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2017年9月27日(水)、今年で69回目となる全国能率大会 経営技術大会を開催いたしました。今回「変わる、変える、働き方」と題し、基調講演には元 富士通株式会社取締役副会長の伊東千秋先生をお迎えし、「AI(人工知能)と働き方改革」のテーマでお話しいただきました。既にこの言葉を聞かぬ日はないほどの「働き方改革」関連の講演の中で、よりわかりやすく、かつご自身の米国駐在経験に基づく数多くの示唆に、出席者は一様に感銘と刺激を受け、個々の職場へと持ち帰られました。

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続いて特別講演には日本大学法学部及び大学院法科研究科教授でおられる、稲葉陽二先生より、「企業不祥事はなぜ起きるのか~ソーシャル・キャピタルから読み解く組織風土」と題したご講演をいただきました。「企業風土」といった、本来人格のないものがあたかも人格を持つかのような表現によって、経営者自身の責任が曖昧となり、かつ企業内ネットワークをあるべき形でできない経営者の責任逃れともなっていることを、社会関係資本ソーシャル・キャピタル)の考え方を用いて読み解いていただき、不祥事を起こす企業の経営者の責任を強調されました。

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少子高齢化、AI、働き方改革といったこれからもますます重要なキーワードとなっていく概念に対し、出席されたコンサルタントの方、会員企業の方それぞれが思索を深める一助となれば幸いです。ご出席いただいた方々、ご講演頂きました先生方、ありがとうございました。

 

 全能連では、これからも大会・研究交流会などを通して資格認定者の方や会員企業の方のお役にたてればと考えております。これからもどうぞ積極的にご参加いただけますよう、どうぞよろしくお願い致します。

 

全能連 研究交流会開催のお知らせ【2017年10月30日(月)東京会場】

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2017年10月30日(月)13:30-16:00にて、全能連 研究交流会を開催いたします。

今回は、全能連が所属しております国際コンサルティング評議会総会の模様を中心に、一般社団法人 中部産業連盟の常勤理事 福山 穣先生よりお話しいただきます。

 

本会へのご参加は認定者の更新・昇格申請のCDP実績の一つとなります。皆様の積極的なご参加をお願い致します。

お申込みは全能連宛にFAX、又はメール(taikai@zen-noh-ren.or.jp)にてお申し込みください。

 

また、11月21日(火)には大阪会場での研究交流会を予定しております。近日中にご案内致しますのでそちらでのご参加も合わせてご検討願います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

活躍するMIー株式会社キャリ・ソフィア代表取締役 木山美佳さん

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今回ご登場いただくのは木山美佳さん。エキスパート・マネジメント・インストラクター(EMI)資格を取得されている一方で、株式会社キャリ・ソフィアの代表取締役、研修講師、また全能連としては昨年に続いて今年7月のMC/MI大会での講演講師や資格認定の面接審査員もお願いした、まさにマルチプレーヤーとしてご活躍中の木山さんに、お話を伺いました。

 

講演/「働き方改革」実現のための 〜多様な人材を活かすポジティブ組織へのアプローチ〜

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講演では、ダイバーシティ時代のキャリア形成、21世紀の心理学の潮流などを通し、ポジティブ組織作りの必要性についてお話されました。中でも傍聴者の興味を引いたのは「レジリエンス(Resilience)」と呼ばれる心理学の概念です。

 

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レジリエンスとは?】

一般に「弾力、回復力」と訳される語。近年は「状況に対して、私たちが反応する仕方をコントロールし、挑戦(課題)や逆境から立ち直る能力」という心理学的な意味で使われているケースが増えている。

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木山氏の講演では、レジリエンスのトレーニングを応用し、職場におけるレジリエンスを人材育成に使おう、というお話がありました。

レジリエンスを学ぶことのメリットとしては

抑うつの予防として効果的

・希望に満ち、楽観的で生産的な態度を開発する

・大人になっても学習可能。学ぶのに遅すぎることも早すぎることもない

とされ、レジリエンスの低い例として「待ち合わせに相手が現れない不安からキレて周囲に当り散らす男性」の動画や分析ツールとして「心の中の犬を見つける」メソッドなどを紹介。「心の中の犬」では、自分の心の中で、批判犬・正義犬・負け犬・謝り犬・諦め犬・心配犬・無関心犬のどれが吠えているのかを考え、吠えられた後の感情に気づくこと、解決のサイクルに変えること、さらには自律型人材育成のためのフロー理論の紹介で締められました。

 

そして講演の後、レジリエンスをどう使って職場をよりポジティブにしていくか、その方法や効果などを伺いました。

 

インタビュー/レジリエンスを通して伝えたいこと

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ーー木山さんがレジリエンスを学ばれたきっかけを教えてください

 

木山氏(以下、木山):もともと、この概念はメンタルヘルス領域で注目されていて、人材系の研修に取り入れている企業はすでにありました。なので、言葉は知っていたのです。ある時ハードな仕事があり、もうダメだ…と折れそうになった時にレジリエンスの本を読んで目が覚めたように感じました。これから働いていく中で知っておくと非常に役にたつ理論だと思い、そこから勉強を始めたのです。

 

ーー実際の研修に取り入れることは多いですか?

 

木山:そうですね。私は研修をパッケージにはしていないので、研修先の問題点をヒアリングして研修内容を設計していくのですが、最近はキャリアデザイン+レジリエンスの研修が多くなってきていますし、とても好評です。

講演の中でもお話しましたが、ポジティブ組織へのアプローチは、ポジティブ心理学を柱として、「アンガーマネジメント」もしくは「レジリエンス」をツールの一つとして取り入れています。アンガーマネジメントは「怒りのコントロール」、レジリエンスは「逆境を乗り越える力」です。キャリアデザインはするものの、実際には考えた通りにはいかないことが多いものです。仕事をしていく中では予想もしていなかったトラブルもあれば、いきなりの転勤もあり、キャリアの8割が予期せぬ偶然の出来事で決定されるといわれていて、最初のデザイン とは違うものになってしまう。そんなふうに壁にぶち当たったとき、困難や逆境を乗り越えて立て直す力はどんな世代でも必要なのではないでしょうか。

 

ーー木山さんは、ご自身も自分のキャリアに悩まれた時期があったとか。

 

木山:はい。いわゆるバリバリのキャリアウーマンだった時に妊娠・出産を経験しました。それまでは長時間労働も厭わず仕事にあけくれていたのに、出産後に1年半のブランクを経て、会社へ戻ったら今までできていたはずの仕事ができなくなっていていたのです。それでも子どもは保育園に迎えに行かなければいけない。バタバタと焦って子どもを迎えに行くと、お迎えが最後になった自分の子どもが悲しそうにこっちを見ている。子どもはずっと欲しくてやっと恵まれたので、大切に育てたいと思っていたのに。仕事は大好きだから完璧にこなしたいのに。そのどちらもできなくて、情けなくて涙が出ました。そうして自分を追い詰めて心が折れそうになっていた時、信頼していた先輩から「あなたは視野が狭くなっている、もっと先を見てごらん」と言われて、肩の力が抜けたのです。頭で考えていた「完璧」よりも、今できることを精一杯やっていこうと思いました。

 

ーーそれが、ポジティブ心理学を人材教育に取り入れるきっかけにもなったのでしょうか?

 

木山:そうですね。私は幸運なことにそうやって気づかせてくれた人がいたけれど、そこで潰れてしまう人もたくさんいるんじゃないかと気がつきました。

ポジティンブシンギングの例として、「半分だけ水が入ったコップがある。これを『もう半分しかない』と思うか、『まだ半分ある』と思うか」とよく言われますよね。以前の私には、これは「単に『物は考えよう』ってことじゃないか」とあまり心に響かなかったのです。実際問題としては何も変わらないと思っていました。確かに現実に差はないのです。テーブルの上にはコップに半分の水。しかし、ものの捉え方が変わると結果が変わるのです。

これを「もう半分しかない」と思う人は、いつまで経ってもコップに半分しかない状態。しかし「まだ半分ある」と思える人は、後々振り返った時にこの出来事の意味づけが変わります。例えば私の場合は、子育てと仕事が両立できず「コップに半分」の状態でした。「もう仕事なんてできないんじゃないか…」とそのままネガティブ思考でいたら、結局仕事は辞めていたと思います。そして子どもが大きくなって手が離れた時「あの出来事が乗り越えられなかったからだ」「仕事をしたいと思っていた時に続けていればよかった」と後悔していたと想像できます。

しかしそこでレジリエンスを発揮できたので「あの出来事があったから今の私がいる」と考えることができます。起こった事実は同じでも、ポジティブに捉えると振り返った時にそれがひとつの通過点として必要だったと意味づけができるのです。

 

ーーポジティブに考えるとその後の行動が変わるのは理解できますが、やはりネガティブ思考の人にはなかなか難しいものなのではないでしょうか。

 

木山:そうですね。でも、それは思考の癖でしかないのです。トレーニングによって、誰でも癖を変えることができます。レジリエンス研修はネガティブ感情のトレーニング方法です。感情のコントロールができるかできないかで、仕事や人生の楽しさが全く違ってきますよ。

講演では「犬に吠えられた後の感情に気づく」という項目があったのですが、その中で「粘着性のある思考と感情を思い出す」というワークがあります。失敗したことや怒られたことなど、嫌な出来事は時間が経ってもずーっと考えてしまいますよね。その粘着性の思考に気づいて、「また私はこのことを考えている」と距離を置くトレーニングをします。嫌な感情と一体化していることは絶対にプラスになりません。かえって物事を悪い方向へ仕向けてしまいがちです。

 

ーー木山さんが研修をされる中で、気になることはありますか?

 

木山: 私は、研修をする時はだいたい「いいところ」「改善点」「いいところ」とサンドイッチにして伝えているのですが、それでも受講後のレポートを読むと、特に若い世代の方で「このままではダメだと思いました」「性格を直したいと思いました」など、素直に反省しすぎてしまう傾向があります。その分、彼らは自分の長所を見つけることにすごく苦しんでいます。しかし逆境にぶち当たった時には自分の強みを知らなければ乗り越えられないと思うのです。なので、そういう方々にはレジリエンス研修は非常に有効だと思いました。自分の強みを理解して、心の資源にしておく必要がありますから。

 

「誰もが幸せに働ける職場づくり」を目指して

 

ーー現在、キャリアアップや女性活用などの研修を精力的にこなしていらっしゃいますが、今後の活動は?

 

木山:私の最終的な目標は、「誰もが幸せに働ける職場づくり」です。キャリア形成はひとつの大テーマではあるのですが、ポジティブ心理学レジリエンスはその中のパーツのひとつです。いろいろなパーツを取り入れながら、みんながもっと元気に、やりがいを持って働ける組織や社会の仕組み作りに関わりたいと思っています。幸いなことに、近年の少子化ダイバーシティ問題と絡めて、長い時間会社に残っているよりも効率よく働く方が評価される時代になってきました。仕事が苦役になる時代はもう終わるだろうと思います。「仕事は苦しくなくてはいけない」という時代から「楽しく仕事をしよう」「お互いにアイデアを出し合って新しいものを作ろう」という時代へと変わっていこうとしている今だからこそ、個人個人がそれぞれに誇りを持って仕事に向かい、楽しく人生を過ごしていけるように、全力でフォローをしていきたいと考えています。

 

ーーありがとうございました。これからの木山さんのご活躍を期待しています。

 

 

<プロフィール>

木山美佳 氏

大手人材会社でキャリアコンサルタント・研修講師を務める。その後、航空系研修会社にて研修講師を経て、株式会社キャリ・ソフィア 設立。代表取締役の傍ら、自身でキャリアデザイン、リーダー育成、女性社員育成上司力、ダイバーシティコーチングなどの研修を行っている。プライベートでは一児の母。

株式会社キャリ・ソフィアホームページ

 

 

 

活躍するMC第3回―埼玉県よろず支援拠点チーフコーディネーター 越智隆史さん

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今回ご登場いただくのは認定マネジメント・コンサルタントの越智隆史さん。さわやかな笑顔が印象的な越智さんは現在「よろず支援拠点」のチーフコーディネーターという肩書を持っておられます。2017年7月21日開催の全能連 MC/MI大会でその活動紹介や全能連との連携についてお話しいただいた越智さんに、インタビューさせていただきました。

 

【インタビュー】

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ここ3ヶ月での相談件数は昨年度比120%超増加! 増え続ける「よろず相談」

 

ーー「よろず支援拠点」は、国の事業なのですね

 

越智氏(以下、越智):はい。3年前から始まった、国の経営相談所です。対象は、中小企業・小規模事業者で、さまざまな経営上の課題をワンストップで答える相談窓口です。全国47都道府県に設置されていますが、私は今年の4月から埼玉県の拠点でチーフコーディネーターとして携わらせていただいています。

ーーどのような相談が多いのでしょうか

 

越智:売り上げ拡大・販路拡大から新商品の開発、店舗改善、事業計画まで、相談は本当にさまざまです。年々相談数が増えており、人手が足りない状態です。埼玉県のコーディネーターは私を含めて16名おりまして、全国の中でも比較的人数が多い方なのですが、それでも相談数が多いのです。ここ3ヶ月だけ見ると、昨年度比120%超の伸び率です。

ーーそれは大変な伸び率ですね

 

越智:もともとあまり知られていなかったこともあるのでしょう。今年で4年目に入り、金融機関や商工会・商工会議所等のご協力もあり、信用度も上がったことでぐんぐんと相談数が増加しています。

 

ーー通常はどのような活動をされているのですか

 

越智:平成29年度は、4つの取り組みを重点分野に位置づけています。

1ITを活用した生産性向上に向けた取り組み

2)事業承継

3)人手不足問題

4)信用補完制度の見直しに伴う経営改善等への対応

ただし、基本的には「よろず」ですから、相談や業種に関して縛りはありません。どんな相談でもお受けしています。

最近では、個人事業者さんからのご相談も増えています。フリーランスシステムエンジニアさんだったり、カメラマンの方などです。個人として独立したものの誰にも相談できなかったことを話せる誰かがいる、相談相手がいる、というのは大変心強いものですから。

 

ーー「よろず」だと、話しているうちに別の相談が出てくることもありそうですが

 

越智:はい、よくあります。売り上げ拡大のご相談を受けて店舗に赴いたところ、店舗整理や陳列の仕方に課題があることに気がついたり、お話しているうちに経理書類の書き方を修正したほうがよいことに気がついたり。相談者さんにお許しいただける範囲で、相談外のことでもできる限り提案をしていきます。

 

ーー今年の重点テーマには事業承継も入っていますが

 

越智:はい。事業の承継には非常に危機感があります。中小企業白書をご覧いただければわかるとおり、年々、企業数は全国的に下降の一途を辿っています。その理由はさまざまで、例えば中小企業の経営で苦労されている方は「自分の子供に継がせたくない」という方も多いです。そういった場合にM&Aや社員への事業承継などを提案し、なんとか企業を残していきたいと考えています。会社が潰れなければそれまでに培ってきた技術は承継されますし、従業員も守ることができます。

 

ーーやはり、経営難の相談が多いのでしょうか

 

越智:いえ、そればかりという訳でもありません。元気な会社さんの相談もありますよ。例えば、急成長して従業員が大幅に増え、その管理方法を模索している企業様などです。会社が大きくなる時は、それまでのやり方ではどうしても行き詰まる時があります。そういった壁を、我々の支援をきっかけに突破していただけるととても喜ばしいです。

 

全能連との連携で悩みを持つ地方企業とコンサルタントのマッチングを期待

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ーー全能連とは、どういう連携を取っていきたいですか

 

越智:全能連には、多くのコンサルタントが集まっています。私は税理士ということもあって、お金まわりの相談は多いですが、専門ではない相談ももちろんあります。私たちの考え方や存在意義を知っていただき、一緒にやっていただける専門家の方を増やしたいと思っています。私が全能連の認定マネジメント・コンサルタントであることからこういった機会をいただきましたが、埼玉県よろず支援拠点で全能連との取り組みが成功すれば、他県のよろず支援拠点へご紹介するなどの横展開もできます。そうすれば、今まで届かなかった地方企業とのマッチングも可能になるでしょう。さまざまな専門性を持つプロフェッショナルである先生方の活躍の場を広げることが可能になると思います。

 

ーー最後に、会員コンサルタントの方に向けてメッセージをお願いします

 

越智:私たちの目的は中小企業や小規模事業者を元気にすることです。そのために、課題によってより多くのプロフェッショナルをマッチングさせていくことが重要だと思っています。私どもの理念に共感いただいた専門家・専門団体の方がいらっしゃいましたら、ぜひご連絡をいただければと思います。

 

ーーありがとうございました。

 

 

MC/MI大会でお話しいただいたあとも「MCやMIの方と連携実績ができ、今後の中小企業支援モデルができればと心より願っています。」とメールをいただいた越智さんのますますのご活躍をご祈念すると同時に、本内容にご興味のある方は以下までご連絡頂ければと思います。

 

 

 

公益財団法人埼玉県産業振興公社(埼玉県よろず支援拠点)

URL http://www.saitama-j.or.jp/kikaku/yorozu/

TEL 0120-973-248(越智さんあて)

 

<プロフィール>

越智 隆史 氏

製造業で上場準備・資金調達・M&Aなどに従事し、その後小売業にて連結決算や税務に携わった後、埼玉県よろず支援拠点チーフコーディネーターとなる。主な支援分野は、経営管理の改善、上場準備、M&A

 

 

第69回 全国能率大会 経営・技術大会開催のご案内

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第69回 全国能率大会 経営・技術大会を来る9月27日(水)13:30より開催いたします。今年度は「変わる、変える、働き方 ~パーソナルからソーシャルへ~」と題し、元富士通株式会社取締役副会長の伊東先生と日本大学法学部・大学院法科研究科教授の稲葉先生のお二人にご講演いただきます。

詳細は こちらのページをご参照頂き、ページ下方のお申し込みフォームより参加お申込みをお願い致します。皆様の活動にお役立ていただけることと存じますので、皆様はもちろんのこと、ご指導先をはじめ、お知り合いの方々にもご紹介いただき、お誘い合わせのうえ是非ご参加ください。

 

全能連 MC/MI大会を開催いたしました

 

7月21日金曜日 13:30より全能連 MC/MI大会を開催いたしました。

東京は最高気温34度に加え前日の雨により湿度も高く、まさに厳しい暑さにも関わらず、多数のご参加を頂き誠に有難うございました。

 

当日のプログラムは以下(敬称略):

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1.特別講演「『働き方改革』実現のための

  ~多様な人材を活かすポジティブ組織へのアプローチ~」

  株式会社 キャリ・ソフィア 代表取締役 木山 美佳

 

  組織論に対する新たな視点を、ポジティブ心理学を、レジリエンスといったキーワードから

   解説頂きました。

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2.「『よろず支援拠点』のご案内と埼玉県の取組みについて」

  埼玉県よろず支援拠点 チーフコーディネーター

  全能連認定マネジメント・コンサルタント 越智 隆史

 

  国の制度であるよろず支援拠点。その埼玉県のチーフコーディネータのお立場から埼玉県での活動を

   ご紹介いただいたと同時に、認定者の方々との連携の可能性を呼びかけされました。

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3.マネジメント・コンサルタント(MC)/マネジメント・インストラクター(MI)

  制度のご案内

 

 当日は、全能連認定資格制度にご興味を持っていただいた一般の方にもご参加いただきました。

 ご理解を深めて頂く一助になれば幸いです。

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4.ISO20700 Guidelines for management consultancy services 解説

 

      経営コンサルティングサービスは、提案から約4年の年月を経て2017年5月にISO規格として正式に

  発行されました。その内容の解説と、MC・EMIと同時にCMC認定をされている皆様にとって

  どのように活用ができるかを解説しました。

 

今回は以上のようなバラエティに富んだ内容で、かつ対象の方も既認定者、会員企業様、また全能連活動にご興味を持っていただいた一般の方など広範囲の方においでいただきました。今後も皆様に有益な情報ご提供、また皆様相互間の連携の一助となるよう交流を図って参りますので、今回ご出席いただけなかった方も次回は是非ご参加下さい。

 

繰り返しになりますが、今回ご出席いただいた皆様、ありがとうございました。

またのご参加をお待ちしております。